ここ数年、奇妙な事件が増えてきている。
いわゆる「DV」や「ストーカー殺人」もその1つと言えよう。
先日もその類と思われる事件が起こってしまった。
「何で??」と思うくらいに、同じような事件が繰り返されている。
その度に「警察は何やってんだ??」という疑問が生じる。
が、警察は被害が及ばない限り動くことができない。
法の整備や改善が叫ばれて久しいが、効果が上がっているとは言い難い。
被害が出てからでは遅い。
そのため自警団などが結成され、独自の活動をしているところもある。
しかし、「何の権限があるんだよ??」と反発を食らったり、逆切れされたりもする。
警察だって何もしていないわけではない。
最近では警察を利用する一般市民のモラルが問われることも少なくない。
そんな中で「ちゃんと仕事しろよ!!」と当事者以外が言うのは、如何なものか。
結局、身勝手なヤツが何故か優遇され、一般市民がバカを見る。
この考えたくもない構図が、現実に存在している。
そして、カイロプラクティックを取り巻く環境もまた、この構図が見事なまでに当てはまっているのだ。
[7回]
体調が悪い時、また何かしら痛みを感じる時、私達は医者のもとを訪れる。
そこに至るまでの経緯と症状を訴え、検査を受ける。
検査の結果、異常がないと判断された場合、薬を処方しての経過観察となる。
「異状なし」と言われても、症状は残る。
痛みは何かしらの異常を示す、言わば体内からの警告である。
結果はどうあれ、「異状なし」のはずがない。
それでも、異常所見がない以上、医者が動くことはほとんどない。
それは実際に被害が及ばないと動けない警察に似ている。
行き場を無くした「患者」がカイロプラクティックに救いを求める。
カイロプラクティック治療により自然治癒力が活性化され、症状は改善へと向かう。
カイロプラクティックは各人が持つ「内なる力」を呼び覚ます、そのきっかけを作ったに過ぎない。
しかし、周りはそうは解釈しない。
まず「患者」は、「医者でも治せなかったモノが治った!!」と、こちらが恐縮してしまうくらいに感謝してくれる。
それがやがて口コミとして広がり、利用者が増えることもある。
そうなれば、今度はこちらが感謝したいくらいである。
その一方で、「あんなのは国家資格も持たない、ただの民間療法だっ!!」と非難してくる向きもある。
医者の中には「危険な手技」と一方的に決めつけて、一切の聴く耳を持たない人もいる。
その昔、「カイロプラクティックの有効性」に関する研究レポートが発表されたことがあった。
ただ、その研究グループにはカイロプラクターはおろか、関係者さえ1人として含まれてはいなかったのである。
研究グループのメンバーであった医師のコメントに以下のようなものがあった。
「エイヤーッで治るモノは、エイヤーッで壊れる」
まあ、言っていることは間違いないように思う。
ただ、それがカイロプラクティックではないというところに、根本的な間違いがある。
そんなメンバーもいる中で、結論として出されたレポートの内容は、もはや言わずもがなであろう。
もちろん、カイロプラクティック業界も海外の研究論文などを基に、その正当性を訴えている。
しかしながら、先のレポートが未だ有効として受け入れられているようだ。
困ったものである。
自らは何もしない割に、自警団に対し「余計なことはするな」と言わんばかりの注意を促す警察。
カイロプラクターに対する医者の反応も同様もしくはそれ以下(以上、か??)と言えるだろう。
もっとも、カイロプラクティックの場合、その「自警団」同士が互いの足を引っ張り合うという側面もあるのだが…。
何とも情けない話である、ホント。
このブログでも常々書いてきたが、まずは「自警団」自身が実力をつけなくてはならない。
そうでなければ、それこそ話にもならない。
本来、互いの足を引っ張っているヒマはないはずなのだがな…。
カイロプラクターにはカイロプラクティックしかない。
何であれカイロプラクティックを通して伝えていくしかないのだ。
ならば、やるべきことはただ1つ。
シンプルな話である。
ちゃんとカイロプラクティックしなさい。
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