最近は何故か同窓会づいている。
それも小学校のクラス会だ。
人によっては30数年ぶりの再会となった。
忙しい中、担任の先生を含め10人が顔を揃えた。
男性陣は年相応に横幅の成長を見せながらも、頭部の干ばつを訴える者はいなかった。
女性陣も子育てに奮闘しながらにしては、ヒジョーにいい保存状態であった。
きっと環境がいいのだろう。
身なりは十二分に立派な大人であるが、この空間だけは小学生時代にタイムスリップしている。
皆が皆、当時の愛称で呼び合う。
穿った見方をすれば、インターネットのオフ会に見えない事もない。
いずれにしても、傍から見れば怪しい集団だったことだろう。
各人独特の口調も懐かしい。
恥も外聞もなかった子供時代を共有しているだけに、気取ること自体が逆に小っ恥ずかしい。
そして、そこには当然、遠慮もない。
[1回]
「ああ、まだあの家にいるんだ??」
「何で表札に名前がないの??」
20数年ぶりの再会の割には、何か、変に細かいことを知っている。
考えてみれば、ウチの近くに区の自転車置き場がある。
つまり、利用者は確実にウチの前を通ることになるのだ。
なるほどね。
これまた引きこもりで外に出ない私が何も知らないだけか…。
まして、日本にいない時間も長かったのだから、尚更だ。
「まだ独身なの?? じゃあ、若いコ捕まえなくちゃ!!」
何故か昔の女子は皆、口を揃えて同じことを言う。
共通の認識なのか??
よしっ!! がんばろ。
それより、こんな話をフツーにできる年齢になったんだなーと改めて思う。
少なくとも、小学校時代には女子とこのテの話をすることなんてことはなかった。
このメンツでそうした話をするのは、却って新鮮に思えた。
そこから話は自然と現在の仕事へと繋がっていく。
私のおかげ(所為)で、このクラスの全員が「カイロプラクティック」という名前は当時から知っている。
もっとも、当時は「カイロプラチック」という認識だったが…。
「カイロプラチック…、だっけ??」
「カイロプラクティックじゃ」
さすがに、そこはしっかりと訂正はしておく。
しかし、それ以上の熱くなる話はしない。
小学生に戻った脳にサブラクセーションは理解できようはずもない。
ただ、男女を問わず、ここでもカイロプラクティックに対しては興味津津のように感じられた。
おそらく誰しもが抱いている、一般レベルでの興味だ。
試してみたい、でも、ちょっと怖い。
そして、ハズレは引きたくない。
そんなところだろう。
しかし、同級生である私が後を継いでいることがここに判明した。
この事実はカイロプラクティックに対する敷居を確実に下げた。
しかも、この時既に、先生と同級生1人を施術し、共に満足のいく結果を出していたのだ。
敷居は更に下がったはずである。
こちらとしても、カイロプラクティックを知ってもらうには、またとない良い機会かもしれない。
是非、利用してもらうことにしよう。
問題は、カネを払う気があるかどうか…、だな…。
今週末、今度は中学時代の同窓会を開いてくれるらしい。
長らく行方不明だった私が発見された、という名目のようだ。
まあ、何でもいい。
楽しませてもらうよ。
PR