最近“ママカースト”なる言葉を度々見かける。
要は、所謂“ママ友”内における身分制度のようなモノだと理解している。
まあ、何かしらのグループが存在すれば、それにまつわるトラブルが生じるのは世の必然。
なんでも、日本人は物事にランク付けするのが特に大好きらしい。
私が参加しているソフトバレーボールのチーム内でも、中々どうしての人間関係がグッチャングッチャンしている。
『そんなモンだろ』と頭では解っていても、いざ自分の身に降りかかってくると激高してしまう。
そう、誰もが皆、頭では解っているのだ。
ただ、“ママ友”におけるそれは、おそらく想像以上にエゲツないから注目されているのだろう。
そうした身分の分類基準として最も用いられるのが“夫の収入”なんだそうな。
それに次ぐ分類が“職種”らしく、医者とか弁護士などがトップとされるらしい。
カイロプラクターなんて、どう足掻いても上位階級に食い込むことなんぞできないんだろうな…。
すまんな、嫁。
いないけど…。
[6回]
そんなしがないカイロプラクティック業界の中にもカーストは存在するのかもしれない。
一応、言葉尻をボカしてはみたものの、断言しちゃってもいいような気もする。
もちろん、そんなモノなど表向きは存在しないし、基本横並びだ。
それでも、各人の心情の中では何らかの格付けがあるのではないか。
特に、学位持ちにその傾向が高いように思う。
D.C.の中にはそれ以外の学位持ちを下に見る人たちがいる。
一方、学位持ちの中にもD.C.をナメているかの言動をする人たちがいる。
どっちもどっちである。
そして、どっちもクズだ。
このクズ共が専門学校卒の先生方にエラソーな態度を取り出すと、もうタチが悪い。
ただでさえ変人率の高い業界の、その中に蔓延るクズである。
クズの変人。
そんなん関わりたくもない。
ママ友然りで、要はツマラン格差のようなモノが無くなれば少しはマシになるはず。
そういう意味からも、JACが進めようとしている“安全教育プログラム”には価値があるわけだ。
カイロプラクティック・カーストにおいて強固に線引きされた境界線。
そこに風穴を開け、その条件さえ満たせばレベルアップすることができる。
大した話ではないのだが、それが大ごとと捉えられてしまう程にこじれている現状がある。
今回、“安全教育プログラム”という大きな穴が開くに至った。
JACからすれば自信満々の措置ではあるが、カーストの下界からすれば、突然天井に大穴が開いた程度の事である。
何だかわからないから、反応の仕様もない。
所謂“告知不足”ということで、反応が薄い。
というわけで、縄梯子を垂らしてみた。
カンダタの蜘蛛の糸よりは丈夫だろうが、上りにくいことこの上ない。
以前も書いたと思うが、本来ならまずはJAC側から梯子を下りていって告知活動をすべきである。
自分から下りるとなれば、縄梯子など使わないはずだ。
やはり自らが出向いて発信していかなければ、何も変わらないように思う。
もっとも、梯子を強固にしたからといって、上ってくる者が増えるとは限らない。
何かJACが悪いように聞こえたかもしれないが、実は行動を起こそうとしない連中が一番悪いのだ。
もちろん、JACのアクションに対し他の団体が難色を示すであろうことは想像するに容易い。
それでもJACは声をかけ続けなければいけない。
何かやっては叩かれる。
何もしなくても叩かれる。
時代が時代なら、いつ積木を崩しても不思議ではない境遇にある、それがJACである。
JACには高く掲げる理想と目標がある。
そのために行動し続ける姿勢は、本来ならば称賛されていいはずなのだ。
おそらく、皆気づいている。
だからこそ、叩くのだ。
結果を出されたら困るから、叩くのだ。
そもそも、本来ならば先駆者が後人の為に可能な限り大きな穴を開けていかなければいけなかった。
確かに、海外カイロプラクティック大学への留学という“穴”は、くぐる者達の数に比例する形で大きくなっていったと思う。
そうなると、「もっと近くに良い穴があればいい」と思うのは自然の流れ。
そんな中で、RMIT大学の協力の下、“国際基準”という新たな“穴”が開けられた。
確かに、穴さえ開けば勝手に入ってくる時代もあったはずだ。
しかし時代は流れ、それと共に人の流れも変わってしまった。
今は穴の中にまで誘導しなければ先へと進んではくれない。
無いモノねだりはするが、いつでも手に入るモノに対しては然程の興味を示さない。
これが人の世の常だ。
当時として画期的であった“国際基準”も、今となっては何の目新しさもないアタリマエのモノなのである。
だからこそ、世間の目に触れることをしなければいけない。
時に「そこまでやるのか??」と思わせるくらいの行動力が不可欠となる。
実際やってみれば、思った以上に反応は得られるものだ。
少なくとも、実際にやってみた私が言うのだから、恐らく間違いはない。
JACは「機会がない」とか言っていたが、それは相手側からしても同じことなわけだ。
私見ではあるが、日本のカイロプラクティック業界には先人意識が欠落していると感じている。
多くの者が自身を後人と配し、そのうち現れるであろう開拓者の後に就くことを心待ちにしている。
その一方で、先人気取りも少なくない。
本来は先人たちに近いだけの単なる後輩に過ぎなかったはずの人達である。
しかし、先人の引退を受けて自らが“先人である”と勘違いし始める。
更には、いつまでも“先人”であり続けようとする。
先人のそれとは異なる“穴”を開けかねず、諸悪の根源ともなり得るだけに、ホント、タチが悪い。
そう、これもまたクズとしか言いようがない。
そこで各人に求められるのが先人意識である。
もちろん、意識だけでなく行動が伴わなければならない。
垂らされた縄梯子。
片や上り、片や下るという行動が求められる。
上にいるとされるJACからすれば、一度下って広報活動をしてはまた上るという労力が必要となる。
ホント、JACって大変なんだよ、実のところはよ。
多数派の余裕なのか、専門学校卒カイロプラクターの反応は想像以上に鈍い。
動かない理由を無理矢理探しているように感じることさえある。
近年は動かずとも様々なモノが手に入る。
行動を起こすことがより面倒に感じるようになったのかもしれない。
ただ、以前にも書いたかもしれないが、改めて書いておこう。
本当に大切なモノは検索しても決して引っかかりはしないのだ。
施術後に「これで様子を見てみてください」と発言する無責任さ。
それと同様に、カイロプラクティック業界の様子をもまた見続けるつもりなのだろうか??
もうカイロプラクティックには興味がないのかな、カイロプラクターさんよ??
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