今回登壇してくださったスピーカーは5人。
その中にちょっと気になっていた先生がおられたので、ちょっと心待ちにしていた。
その先生、以前このブログにコメントを残してくださったことがあったのだ。
このブログには拍手機能というのがある。
facebookでいうところの“いいね!”ボタンに相当するものだ。
記事に“拍手”すると、一緒にコメントが書き込めるようになっている。
このコメントは非公開であり、且つこちらから返信することもできない。
それ故、表沙汰にはしづらいようなキワドいモノが残されていることも度々ある。
この先生も拍手機能でコメントを残してくださった。
割と長めで、しかも最後に実名まで書かれていたので印象に残っていたのだ。
と、ここまで書けば誰のコトなのかバレバレだが…。
だからといって敢えて名前を明かす必要もない。
どうしても気になるという人は検索でもして調べたらよろしかろう。
今のご時世、大抵のコトはネット検索で解決する。
ただ1つだけ。
人生において本当に大切なことはネット検索では出てこない。
それだけは知っておこう。
ふふ。
まあ、そこで先生とは初対面ながらカイロプラクティックに関して様々なことをお話しさせて頂いた。
こっちが調子に乗りすぎて退かれてしまった感は無きにしも非ずだが…。
滅多にお会いできる先生ではないので、勝手にお許し願うことにしよう。
そうそう、今回のソウルナイトではアンケートが実施された。
設問は3つ。
・カイロプラクティック業界の現状に満足しているか??
・最良のカイロプラクティック業界の在り方とは??
・法制化は必要か??
このブログ上ではちょくちょく取り上げられる話なので、目新しい感じはしない。
が、実際に質問されることはなかったのかもしれない。
月並みなことが結構新しかったりするわけだ。
アンケートの結果はカイロプラクティック・クラブのブログで公開されている。
「業界のまとまりがない」
「閉鎖感がある」
とまあ、関係者であれば誰もが感じるコトである。
感想としても『まあ、そうだろ』としか言いようがない。
法制化に関しては賛成者が多数だったものの、その思いにはかなりの個人差がありそうだ。
最も大きく分かれるのが、その基準をどこに置くか。
世界レベルに合わせるのか、それとも最低限のレベルを設定するのか。
いわゆる国際基準を満たした者たちからすれば、世界と同じレベルに合わせるのが当然と考えるだろう。
それがカイロプラクティックなのだから、そのレベルをわざわざ落とす意味がわからない、と。
何度となく書いてきたが、それは全く以ってその通りだと思う。
ただ、その主張の繰り返しだけだと現状の打開には一切繋がらず、またイタズラに時間だけが経過していくことになる。
ここはひとつ、JACが折れてでも1つのラインを協議・構築するべきではないか。
そう思っていた。
今回のアンケートを見せてもらって、少し考えが変わった。
私が思っていた以上に“最低限の線引き”を求める声が多かったからだ。
だったら、自分たちの手でやればいい。
どこが“最低限の線引き”になるのか、自分たちで決めればいい。
私が思うに、線引きのラインとなりうるのが2年制の専門教育の有無だ。
日本でカイロプラクターを名乗る者の大多数がそのライン上にいるのだから。
この線引きの目的は“自称”カイロプラクターの排除にある。
これによって極々短期の講習を受けただけの危険極まりない連中の駆除がしやすくなるだろう。
それと共に、カイロプラクターによって引き起こされたとされてきた事故の激減が期待できる。
たとえば、シオカワスクールとJCDCが横の繋がりを持ったとする。
卒業生の数からいってかなりの線引きがなされるだろう。
そして、その線引きの“線”を可視化させればいい。
たとえば、卒業校関係なく共通のマークを設定し、発行する。
マークをオフィスの前面に押し出し目立つようにする。
同時にHPでもその意味と意義を載せてアピールに努める。
たとえば、このマークがあるオフィスであればカイロプラクティックが受けられる。
安全保障マークのような感じで、その有無での差別・区別化を徹底させる。
もちろん、JACはイイ顔はしないだろう。
それでもやった方がいいし、やるべきだ。
JAC並びにTCCには現在奇跡的に保持しているアクレディテーションを維持し続けて頂きたい。
その間に横の繋がりという“最低限の線引き”を確立したらいい。
あとはその最低限のレベルを上げていけばいいだけだ。
最低限レベルの底上げ自体はそんなに難しいこととは思っていない。
なぜなら、最低限レベルのままでは食っていけないからだ。
生き残るためには否が応でもレベルアップを要求される。
それができないとなれば自然と淘汰されていくだろう。
問題が無いわけではないが、底辺レベルは自ずと上がっていくものと考えられる。
ブログに書くのは簡単だが、そう簡単にはいかないことは明白だ。
それでもやるしかないだろう。
以前書いたと思うが、志望者減少で各校がやる気を失くしている今がチャンスだ。
このブログ内では、ベテランの域に達した一部のD.C.をある程度の敬意を込めて“J.C."と呼んでいる。
行動力に長けているJ.C.を期待してはいけないし、アテにしてはならない。
利用するか、黙らせるか、どっちかだ。
そもそも、アテになどできる人材は皆無に等しい。
だからこそカイロプラクティック業界の現状がある。
同窓生や同期生としての横の繋がりは、多少疎遠になったとしてもまだ繋がることができる。
しかしながら、2年制の学校とかだと業界から離れる人も多いと聞く。
そうなると同期の絆は深まるかもしれないが、横の繋がりという面での広がりは無いに等しい。
そういう意味では、ソウルナイトのようなイベントは最高且つ最良の機会だと思う。
学校やら団体の垣根・しがらみを超えた出会いは刺激的である。
参加して横の繋がりを広げていってほしいと切に思う。
とはいえ、ただ繋がればいいというわけではない。
無力だからといって集まったとしても、各人がバラバラな方向を向いていては結局無力のままだからだ。
夜半にコンビニの前に屯(たむろ)して座っているのと同様、生産性は皆無である。
今回のアンケートを通じて、ある程度の方向性は導き出せたように思える。
少数アンケートではあったが、たとえ母数を増やしたとしてもその回答内容からして答えはそう違ってはこないのではないか。
あとは実行力の有無。
これなくしては何も始まらないし、J.C.の逆走を食い止めることもできない。
とまあ、個人のブログらしく好き勝手に書かせてもらった。
少なからずでも賛同してもらえるところがあれば、ぜひ実行してやって頂きたい。
やろやろ。
やれやれ。
そのためにも、ちゃんとカイロプラクティックしなさい。
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