ちょっと前の話になってしまったが、大阪都構想が住民投票で否決された。
これまでも様々な投票を見てきたが、決して大げさでなく稀にみる開票だったように思う。
全く関係のない私が思うのだから、大阪市民の皆さんはそれこそ気が気ではなかったに違いない。
面白かったのが、双方の主張である。
互いの政策を「無駄」と切り捨てていた。
つまり、双方が同じことを言っているにもかかわらず結果だけが真逆なのだ。
このテの採決の場合、投票する側とされる側との思いが必ずしも一致するとは限らない。
その昔、郵政民営化が国会で否決されたのを受けて、解散総選挙となった時のことを思い出す。
時の首相は、解散を宣言した張本人であるから「郵政民営化の是非を問う」選挙だと声を荒げていた。
こちらとしては、わざわざ民営化するメリットが何なのか、はっきりしないままの投票となった。
結果、選挙で大勝したことで郵政民営化が国民から支持されたという解釈をされてしまった。
個人的には支持したつもりはないのだが、勝手な位置づけによってこちらの思いは簡単に歪められてしまう。
まあ、選挙とはそういうモノだ。
今回の住民投票は支持がほぼ二分される結果となった。
ここまで拮抗すると、よく言われる“ノーサイド”とはそう簡単にいかないだろう。
少なくとも、「支持されたからこのままでいいんだ」などと考えられてはたまったものではない。
これらを踏まえた上で、ここからは当然のようにカイロプラクティックのお話。
[7回]
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