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ここで発表したか否かは定かでないが、実は昨年くらいからぼちぼちとソフトバレーボールに興じている。
ソフトバレーと聞いて、「ああ、あれね」とどれだけの人が返せるものなのかが疑わしいので、少し説明しておこう。

簡単に言うと、バドミントンのコートで行う4人制バレーボールである。
使用されるボールは、その名の通り柔らかく大きい。
変な話、クリーンヒットしたスパイクを顔面に食らってもケガしないという、それくらいの柔らかさだ。

よって、老若男女問わず一緒に楽しめるスポーツと言えよう。
日本バレーボール協会もソフトバレーをきっかけにバレーボール人口を増加させたいようだ。
テキトーに楽しめるところなど、確かに入門編としては最適かもしれない。

で、私はといえば、全く以て初心者というわけではない。
一応、小学校で始めて以来、中学そして大学、更には留学先でと、年数だけで言うなら2桁に到達する。
ただし、ビックリするくらいに、ヘタだ。

にもかかわらず、何故に今ソフトバレーなのか??

拍手[5回]

実は中学時の同級生がたまたまソフトバレーをやっており、その流れで中学時代のバレー部のOB会が開かれるとの話が耳に届いたのだった。
半分怖いもの見たさで参加したところ、そこから週2回の練習に参加するに至ったわけである。

メンバーの大半は同じ中学のバレー部OB・OGで占められている。
その内の更に半分近くは、私が1年で入部した時に2年・3年生だった先輩方だったりする。
そう、この年齢にして一番下っ端となったのである。

同じ下っ端境遇でも、JACの会合の時の方がまだエラソーにしている。
“態度L”という死語こそが最も相応しい表現だろう。

が、このOB会ではそうはいかない。
もういい齢こいた大人の集まりなので表向きにはわからないかもしれない。
しかしながら、その根底には30年以上前に構築された縦社会が確実に存在している。

それにしても、まさかこの齢になって一番の下っ端となる社会に足を踏み入れるとは夢にも思わなかった。
それでも、この懐かしい縦社会が不思議と嫌じゃない。

しかーし、皆が皆、私のような感覚であるはずもない。
チームの半数は中学バレー部のOB・OGではあるものの、それ以外の方も当然おられる。

中には、只々「ソフトバレーの試合を楽しくやりたいだけ」という考えの人もいるのである。
更にその中には、「自分がやりたいことだけやる」という人も出てくるわけだ。

個人的にはそういう参加の仕方もアリだと思っている。
ただ、区や都の大会等にエントリーして試合をする以上、最低限の練習は必要となる。
まして、「勝とう」と思うのであれば尚更だ。

どうせ試合をするのなら勝ちたいと思う者と、試合ができさえすれば楽しいと思う者。
チームスポーツである以上、思いが1つにならなければ上手くいきようがない。

自分の楽しさだけを求める者にチーム練習への参加を促しても、決していい顔はされない。
それどころか、「それはバレー部出身の縦社会の意見だ!!」などと言われ反発されてしまう。
こうなると、正直埒が明かない。

と、異常に長い前フリはここまで。
話は少々変わるが、私には1つの持論がある。

“人が10人集まれば、そのうち1人は変人である”

これが留学生ともなると、5人に1人と変人率が格段に上がる。
自らの経験に基づくモノなれど、結構共感を得ることが多い。

そして、ここにまた1つ、経験から来る持論が生まれた。

“カイロプラクターが5人集まれば、1人は確実に変人である”

率からすれば、留学生のそれと大差ない。
が、留学生の場合は日本の外での話である。
よって、帰国してしまえば何の問題も降りかかってこない。

一方、カイロプラクターの場合はそうはいかない。
セミナーなどに参加すれば、至る所に奇妙な気配を感じることができる。

こういうことを言い書きすると、必ず反論が返ってくる。

「そんなことはない。
 そんなの感じたこと1度もない」

当然である。
それが感じられたら変人扱いはされない。
感じられないからこそ、変人なのだ。

そうした変人の面々は、往々にして「自分だけは正しい」と言わんばかりに胸を張ってくれる。
その多くは根拠のない自信に基づいたモノであり、説得力は皆無に等しい。
それでも、例えばカイロプラクティックの未来を案じて行動を起こしてくれるのであれば問題はない。

ところが、自分だけが楽しんで周りの迷惑など一切考えていない人がほとんどのように思える。
私利私欲に走り、況してやカイロプラクティックの行末など「俺の知ったこっちゃねぇ」ってな感じだろうか。
むしろ、法整備の進まない今のうちに「好き勝手なことやってやれ」という考えの方が強そうだ。

ここにチームとしての纏まりは微塵も感じられない。
困ったものである。

「おまえのためにチームがあるんじゃない。
 チームのためにおまえがあるんだ。」

“スラムダンク”における安西先生の有名な言葉である。

自分のオフィスという個人チームとして個人プレイに走るのは構わない、というか当然だろう。
ただ、“カイロプラクティック”というチームの一員でもあるという自覚は忘れないでほしい。

カイロプラクティックの未来のためにカイロプラクターがあるのだ。
それなくしてはカイロプラクターとは呼べない。

「カイロプラクティックには拘らない」と公言する人がいる。
その割に、カイロプラクターと名乗ることには異常に拘りを見せる。

淋しいのか??
カッコワリィな、かなりよ。

果たして、カイロプラクティックという名前のチームでの内紛はいつ終結するのか。
何せ、匿名でないと自己主張のできない連中の多い、異様に特殊なチーム構成である。
チームメイトの顔が見えないだけに、その厄介さはハンパではない。

先は見えるのか??
それ以前に、あるのか??

最後にソフトバレーのプレイヤーとして、またカイロプラクターとして当面の目標を掲げておく。

いずれにしても、目指すは“フットワークの軽いデブ”だ。
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