あれだけ長かったのに、まだROFの話の続き。
ROFは検査等の所見や、それらを基にこれから行うカイロプラクティック治療の方針を説明すること。
これにより、抱いているであろう余計な心配を取り除く。
その際、カイロプラクティック治療を行う訳だから、当然カイロプラクティックの説明が真っ先に行われなくてはならない。
言い換えれば、カイロプラクティックの説明無しにカイロプラクティックを行うのは少々乱暴だ、ということ。
しかし、これがまた上手くできないというか、面倒くさいということになる。
人によっては、最も嫌がるパートなのかもしれない。
それ故、端折る人も少なくないのではないか。
やや憶測で書いている部分があるため、実際のところはよくわからない。
ただ、このあたりがしっかりなされているのであれば、もっとカイロプラクティックが理解されているはずだと思うのだが…。
ROFを分かりやすく、且つ簡潔に行うことは重要なことである。
丁寧な説明も結構だが、それだと長時間治療に繋がりやすい。
そのため、カイロプラクティックに関する説明をより簡潔にまとめる必要がある。
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以前、ROFにおいて「カイロプラクティックを4分で説明する」という実習をしたことがある。
4分という長さを短いと感じるか、長いと感じるかは本人次第である。
話すことがある人にとっては短く思うだろうし、話すことのない人にとっては数分間の苦痛となり得る。
私は「カイロプラクティック」「サブラクセーション」「本人の努力の必要性」の3つに集約して話している。
初めの2つは特に問題ないだろう。
どこのHPを見ても大概書いてあることだ。
問題は3つ目。
これを初めに強調しておかなければいけない。
カイロプラクターができるのは、原因と思しきサブラクセーションを取り除くことのみ。
そこに「何が何でも改善したい」という本人の強い意志がなければ、再発する可能性が高い。
再発防止のエクササイズ等のプログラムは組めるが、それを実行に移すかどうかは本人次第なのだから。
これらを踏まえた上で、シナリオを4分にまとめる。
そんなに難しいことではないと、個人的には思っている。
興味ある人はやってみてほしい。
しかし、私も決してROFが得意な訳ではないのに、よくこれだけ書けるよな…。
ま、ご参考までに、ということで。
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