カイロプラクティックの名前はかなり浸透している。
このブログ上では、まるで呪文のように何回も繰り返してきたことだ。
「カイロプラクティック」を正しく発音できない人がまだほとんどではあるけれど…である。
ゼロから始まったカイロプラクティック。
今では国際基準に代表される、海外と同等とも言えるまでの教育が受けられるまでになった。
日本におけるカイロプラクティックの普及は、まさしく先人の尽力があってこそのモノだ。
どこの世界でも一般的に言われることがある。
『わからないことがあったら先輩に聞け』
ただ、カイロプラクティックの世界では学生の時、こう言われることがある。
『先輩の言うことは聞くな』
前者はともかく、実は後者も一理ある。
というのも、学校での先輩というのは、たかだか1~2年の違いでしかない。
そのくらいの先輩はまだ試行錯誤を繰り返しているところであり、何かが確立されている訳ではない。
言わば、中途半端の段階にあるのだ。
中途半端な人からハンパな技術を伝授されても、いい迷惑である。
そういう人に限って、何故か「教えたがり」だったりするので、ホント迷惑なのだ。
そんな私も一時期、後輩に教えたりもしていたが、ある時から止めてしまった。
何度となく触れてきた通り、私の経歴はゴチャゴチャしていて、その間に様々なテクニックを体験してきた。
そのゴチャゴチャを教えたところで、却って混乱をきたすだけで、その時点では決してプラスにはならない。
以降、よっぽどの場合でない限り、一切の口出しはしていない。
したとしても基本的なことのみで、それ以上の事は言わない。
『私の言うことを聞いても何の参考にもならないし、混乱するだけだと思うよ』と、正直に言うことにしている。
このブログをご覧の方々はもうすうすお気づきの事とは思う。
しかし、大切なことなので、念のため書いておく。
私の言うことを鵜呑みにしてはいけない。
ふふ。
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