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カイロプラクターは“揉む”という表現はほとんど使わない。
もちろんケースバイケースではあるが、基本的には避ける表現だと思っているし、そう信じている。

ただ、一般の方々はそんなコトなどお構いなしだ。
我々が行う施術も含め、そのほとんど全てを“揉む”という一言で片づけてくれる。

もちろん、そこには何の悪気の欠片もないのだと思う。
事実、それも取って代わる一般的な言葉など、パッとは思いつかない。
“アジャスト”なんて言われた日にゃあ、同業者と疑ってしまう。

今回は悩ましきカイロプラクティックとカイロプラクターに纏わるお話。


ある一本の電話があった。
なんでも「主人の肩凝りがヒドい」という女性からだった。

カイロプラクティック施術の基本は、いわゆる“問診”にある。
初めにしっかりと話を聞くことによって、目に見えない様々なモノが見えてくる。
これによって後の施術の成否が決まると言う先生も少なくない。
 
そうしたことから、ウチの場合は初回に限り1時間くらいのお時間を頂く旨を伝えている。
原因を突き止めて取り除く、それがカイロプラクティックの基本なのだから。

まして、カイロプラクティック無法地帯の日本である。
事故のリスクを未然に防ぐ意味でも、事前の情報収集は必要不可欠の行為となる。

だからといって、相手の要望に全く応えないわけではない。
時間の限られている方であれば、その与えられた時間の中で最善は尽くすし、その用意も当然できている。
“最高の未完成”とまではいかないまでも、現状を改善させることが不可能だとは思わない。

しかしながら、こうしたこちらの思いが全く通じない場合もある。
今回のこの電話の女性がそういう方だった。

前述の通り、初回はお話を伺ったりするので1時間程度かかると伝えた。
すると、次のように返された。


「えーっと、それってつまり、今日行ってもすぐには揉んでもらえないってことですか??」


ややではあるが、カチンときた。
この場合の“揉む”には決して深い意味は含まれていない。

解っている。
解っている。
けれども、頭に引っかかってくる。

我ながら器が小さいヤツだと思う。
気持ちを落ち着かせて説明を続ける。
原因を突き止めた上で施術を行う、と。

そうすると、今度はこのような言葉が返ってきた。


「要は、対処療法はしないってことですね??」


対処療法??
そんな言葉が出てくるとは思ってもいなかった。

カイロプラクティックは対処療法ではない。
できないわけではないが、「する」か「しない」かで問われた場合、「する」とは答えられない。
そうでなければカイロプラクターとしてスジが通らない。

結果として、「またお電話します」と半笑い気味に言われ電話は切られた。
おそらく「話が噛み合わねぇな、コイツ」くらいに思われたのだろう。
まあ、それはこっちのセリフでもあるのだが…。

それでも、こちらに呼び込むことはできたのではないか。
結果を出すのがカイロプラクティックである。
結果さえ出せば、噛み合ってなかった話も噛み合わせることが可能だったのではないか…。

業績不振からV字回復を果たしたユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)。
真っ先に手をつけたのが、“こだわりを捨てる”ことだったという。


「結果の出ないこだわりは、間違ったこだわりである」


USJの方がテレビのインタビューでこのようなことを言われていた。
この“間違ったこだわり”を捨てることで、USJの業績は回復へと向かったわけである。
これと同様のことがハウステンボスでも起こっている。

確かに業績面だけにフォーカスすれば、それはその通りなのだろう。
ただ、それをそのままカイロプラクティック業界に当てはめるわけにはいかない。
売り上げさえ伸びればカイロプラクティックでもなんでも構わないことになってしまうからだ。

カイロプラクティックは結果を出せる。
それは身をもって知っている。

とはいえ、その結果がそのまま業績面での結果に繋がるとは限らない。
これもまた身をもって知らされている。

では、カイロプラクティックにこだわることは間違ったこだわりなのだろうか??

盛業しているとされるカイロプラクティック・オフィスも当然ある。
が、その多くはカイロプラクティックだけでなく、“+α”の形態をとっているように思える。
その場合、この“+α”こそがウリで、カイロプラクティックは二の次扱いの印象が強い。

メディアでの扱いも同様だ。
カイロプラクターとして登場しても、取り上げられるのは“+α”の面ばかり。
カイロプラクティックを語ることはほぼ無いに等しい。

つまり、カイロプラクティックそのものの需要が無いのである。
一般の方々からも、メディアからも、そして下手をするとカイロプラクターからも必要とされていない。
それが日本におけるカイロプラクティックの現状なのかもしれない。

少なくても需要がある限りカイロプラクティックにこだわり続ける。
そんな理想をだらだらと掲げていられるのは一部の金持ちだけだ。
まず食えなければ、こだわりたくてもこだわれない。

カイロプラクティックにこだわることができるのはカイロプラクターだけ。
それ故、こだわり続けることで苦労しているカイロプラクターも少なくないはずだ。

ならば、まずはカイロプラクティックがいかに魅力的であるかを前面に出さなければならない。
カイロプラクティックの有効性、加えてその面白さをより強く訴えていく必要がある。
結果を出し、特に若い人たちが「カイロプラクターになりたい!!」と思うくらいに。

そうした行動を起こすに際し、D.C.だの国際基準だの、はたまた専門学校卒だのはもはや関係ない話ではないのか。
カイロプラクティックのアイデンティティ損失危機を前にして、D.C.だ、ノンD.C.だなどと言っているのは滑稽としか言いようがない。

今、何が重要なのか
今、何が必要とされているのか
そして、今、何をすべきなのか

当然、異論もあるだろうし、なければオカシイ。
それも含めて、改めて考えてほしいと思う。

カイロプラクティックをやってるカイロプラクターならね。

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ご質問
山本先生

はじめまして。私、車田暁則と申します。
ブログへのコメント欄に個人的な質問というより相談のようなことを記して申し訳ありません。
恐縮ですが、もしよろしければご返信宜しくお願い致します。
ご相談ですが、私柔道整復師の免許を取得しその後13年この業界で働いております。その間、中川貴雄先生の勉強会にでてモーションパルぺーションを学び、静的触診、動的触診、モビリゼーションを続けております。
しかし、カイロプラクティックの専門教育機関で教育を受けておらず引け目を感じながら仕事をしております。
先生は専門教育機関で教育を受けておられるとのことですが、きちんと教育を受けるのと受けないのとでは雲泥の差がでてくるものでしょうか?

稚拙な質問で大変申し訳なく気分を害してしまったら大変申し訳ございません。
車田暁則さん / 2015/03/01(Sun) /
Re:ご質問
残念ながら、日本におけるカイロプラクティックの教育自体には雲泥の差があるように感じます。
それでもカイロプラクティックの専門教育は必要不可欠であると信じて疑いません。
言い換えれば、カイロプラクティックの教育無しにカイロプラクティックを行うことはありえない、というのが私の見解です。

質問の主旨から逸れた回答であることは承知しています。
しかしながら、カイロプラクティック発展のためにこの点だけはハッキリさせておかないといけません。
ご理解いただけたら幸いに思います。

コメントありがとうございました。
 (2015/03/02)
無題
丁寧な御回答ありがとうございます。
これからも楽しみに拝見させて頂き、コメントさせて頂きます。
車田暁則さん / 2015/03/02(Mon) /
Re:無題
こちらこそ、今後とも宜しくお願いいたします。
ありがとうございました。
 (2015/03/04)
ご質問
山本先生

お世話になります、車田です。また質問で申し訳ありません。
私の師匠が山本カイロプラクティック研究所で13年修行した川口先生という方で、その方は山本先生のお父さんから教えて頂いた治療の考え方、治療手順を実践しておりまして、まずうつ伏せで筋の緊張をゆるめ次に横向きで左右の筋の緊張をゆるめて脊椎のアジャストをしてまたうつ伏せで筋をゆるめるという流れを実践していて私もそのように教えて頂いたのですが、私の師匠が山本カイロプラクティック研究所に在籍していたのが12年前になります。その間山本先生達の治療の流れや考え方も変わられたのでしょうか?
車田暁則さん / 2015/03/05(Thu) /
Re:ご質問
書かれていることから想像すると、基本線は変わっていないように思われます。

様々な要因の考慮、そして個人の技量による違いもあるでしょうから、変化は当然しているとは思います。
ただ、カイロプラクティックの基本はアジャストだと考えますので、そこだけは変わることはないでしょう。

コメントありがとうございました。
 (2015/03/06)
無題
カイロプラクティックの専門教育を受けた人がカイロプラクティックを実践するべきだと思います。
専門教育を受けていない方がアジャストして患者さんの症状を悪化させたのを現場で見てきました。安全性の面からも、専門教育を受けた方のカイロプラクティックを受けた方がいいと思います。
まず、安全性が大事なんだと思いますし、肩こりだとしてもカイロの禁忌もあります。山本先生はそういうことを言いたいのではないかと私は思いました。山本先生はカイロプラクティック学位保持者だから、施術の効果だけでなく患者さんの安全性を考慮されているのだと思います。
匿名希望さん / 2015/03/06(Fri) /
Re:無題
残念ながら、そこまで難しくは考えておりません。

質問の主旨は「教育の有無によって雲泥の差が出るものなのか??」と理解しております。この場合、個人の経験・技量によるところが大きく一概には言えないように思われます。

ただ、それ以前にカイロプラクティックの教育はあって然るべきと考えますので、その旨を返答させていただきました。
わかりにくくなってしまい申し訳ありません。

コメントありがとうございました。
 (2015/03/07)
無題
山本先生

お答え頂きましてありがとうございました。
今後もよろしくお願いいたします。
車田暁則さん / 2015/03/06(Fri) /
Re:無題
こちらこそ、ありがとうございました。
 (2015/03/07)
無題
わたしは山本先生ではありませんよ。勘違いはやめましょうね。
施術を行う上で、安全性を最大限考慮するのは大事だと思い意見を書きました。ただそれだけです。
肩凝りでも、施術の禁忌があると思います。そういうことを考慮して施術しなければと、わたしは思いました。わたしは山本先生ではありませんが、山本先生が言いたいことはよく分かります。山本先生は問診をして安全に考慮して施術するという事を言いたいんだと思います。彼の言っていることはよく分かりますし、正論だと思いますよ。最後に言いますが、わたしは山本先生ではありません。山本ファンですが… 彼の反論されながらも、意見を言う生き様が好きなんです。わたしは匿名でなければ意見は書けませんよ。
匿名希望さん / 2015/03/06(Fri) /
Re:無題
単に送信のタイミングがずれただけで、誰も勘違いなどしてないと思うのですが…。

ファンと書いてくださってありがとうございます。
ただ、所詮はブログですから、意見に対して反論が出るのは当然のことと捉えてます。
また、この場で生き様を反映させようとも思ってませんので、その辺はご理解ください。
 (2015/03/07)
無題
まだ、書きたいことがあります。肩凝りだと来院されても、禁忌の場合もあるかもしれません、そういった禁忌の患者さんを施術して、患者さんが体調を崩したり、脳血管系の病気だったり、内臓から来る病気だったりした場合、患者さんにとっても、施術者にとっても不幸なことになると思います。そういったことを考慮して施術しないと、よくないと思っています。そういったケースも考えて施術をしていかなければ、カイロプラクティックは危ないと思われてしまう可能性もあると思います。そして業界全体がそういう色眼鏡で見られてしまうのが非常に嫌です。そういう事があると、業界が衰退していく可能性もあるわけです。そういうふうにみられるのが嫌だから、自戒したり、勉強しています。まだ、勉強の途中なんですよ。この仕事は一生勉強です。はっきり言います。わたしは山本先生ではありません。勘違いしないでください。ただ、山本先生の言いたい事は分かります。

匿名希望さん / 2015/03/06(Fri) /
Re:無題
肩凝りにずいぶんと思い入れがあるようですね。

当初の質問も勉強されているからこその疑問だったと見受けられます。
教育の重要性に関しては仰られた通りだと思いますが、質問の主旨からすると少々先走り感があるように思います。
文字だけによる表現ですので、噛み合わないと変にコジれてしまい、良いコトはあまりないです。

繰り返しになりますが、私はホント、そこまで難しく考えてないんです。
期待に応えられず申し訳ありません。

コメントありがとうございました。
 (2015/03/07)
無題
勘違いはしておりません。私はまだまだ未熟者ですので素晴らしい考え方を持った人の意見を聞き自分の糧にしたいだけです。匿名希望様のお考えもとても素晴らしいとおもいます。真摯に治療に取り組みたいという気持ちは皆様がお持ちだと思いますので私自身も精進し続けたいと思います。
山本先生、ブログへのコメント欄に質問等という筋違いお許し下さい。
ありがとうございました、またよろしくお願い致します。
車田暁則さん / 2015/03/07(Sat) /
Re:無題
いえいえ、お気になさらずに。
お気軽にどうぞ。
 (2015/03/09)
無題
車田さんは、自分の糧にしたいと言われていますが、非常に失礼な人間だと思いますね。自分の糧にするというのは、人の立場は関係なく、自分本位の人間にしか見えませんが。
山本先生や山本先生のお父さんに対しても失礼だと思いますが。
どうでしょうかね。
匿名希望さん / 2015/03/08(Sun) /
Re:無題
別に私は何とも感じてませんので構いませんが…。

匿名の状態で一個人に対し「非常に失礼な人間だ」とまで書けてしまうことの方がよっぽど失礼に思えるのですが。
どうでしょうかね。
 (2015/03/09)
無題
私には私の想いを持って質問をしました。その質問を受け止める方、ただ見た方、感じ方はそれぞれだと思います。私の想いは悪意を持って聞いてはおりませんのでそこはご了承下さい。自分本位と感じられてしまったのであれば、それも一つのご意見だと思います。しかし、その判断をされるのは山本先生だと思います。私が大切だと思うことは、山本先生はカイロプラクティックという徒手医学を真面目に発展させ普及していきたいという想いがありその想いをブログという形で発信しているのだと勝手ながら受け止めております。山本先生のとある意見から触発されて質問なり意見なりがでてまた山本先生からのコメントを受け止めた方、見た方が自分の中で何かの気付きになり臨床に生かされれば、ブログをみている同業者のレベルアップにつながりそれは業界の発展、患者様への更なる提供技術の向上につながっていくのではないでしょうか。大切なことは批判ではなく質問や意見からの発展だと思います。挙げ足とりでは何も生まれないと思います。
車田暁則さん / 2015/03/08(Sun) /
Re:無題
特に悪意のある質問とは感じておりません。
ご心配なく。
 (2015/03/09)
無題
であるならば、個人的な名前を出されない方がいいのではないでしょうか?思いがあっても、私個人には独りよがりな挑発的な印象を受けてしまうのですが?あの当時はやり方はどうだったとか、そういう内部情報や個人的な名前をここで書かれない方がいいのではないでしょうか?
山本先生に対しては失礼だと思いますね。
知識、技術うんぬんよりも根本的な何かが欠落しているように私は感じますが?
相手の立場を考えられる人間になってください。
ちなみに、わたしは山本先生の味方です。
カイロプラクティックの専門教育と柔道整復師の国家資格の取得の為の教育は、違いがあります。
柔整の教育は外傷に対する教育が主のように感じます。だから、柔整の免許を取った後に、カイロプラクティックの専門の教育機関に入学してカイロプラクティックの専門教育を受けることは、意味があります。国家資格を持っている人も、意識の高い先生は、カイロプラクティックの専門の教育機関に入学されて、一度今までの事を脇においてしっかりと勉強される先生も多いです。車田さんのような熱量の多い方は、カイロプラクティックの専門の教育機関で勉強されることをお勧めします。

匿名希望さん / 2015/03/08(Sun) /
Re:無題
どのあたりを指して“挑発的な印象”を受けられたのかはよくわかりませんが…。
私が鈍いんでしょうかね??

まあ、全く問題がないとは言いませんが、そこまで目くじらを立てることとも思いませんし。
何よりも、私は全く失礼だと感じてませんので、いいんじゃないでしょうか。

私の味方だと仰られるのであれば、そこのところご理解頂けたら幸いに思います。
 (2015/03/10)
無題
ありがとうございます。私は匿名希望さんのような真面目で熱い方が大好きです。直接会って熱くお話をしたいぐらいです。匿名希望さんも一途一心に臨床に向かわれているのでしょうね。
車田暁則さん / 2015/03/08(Sun) /
無題
日本において、カイロプラクティックは無資格ですから、車田さんのように、国家資格を持っている人が、カイロプラクティックに参入し、ちゃんとした専門教育機関でカイロプラクティックをちゃんと勉強されると、よけいいいと思いますよ。
お互い頑張りましょうね。
匿名さん / 2015/03/11(Wed) /
無題
ありがとうございます、ともに頑張りましょうね。
車田暁則さん / 2015/03/11(Wed) /
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