例によって、外したタイミングでこのブログを書いている。
通常、敢えてタイミングを外しているのだが、今回もその類に他ならない。
ただ、今回は自分が少し冷静になって考えられるだけの時間が欲しいという面もあった。
ちょっと前の話になってしまったが、サッカー・ワールドカップが閉幕した。
今となっては結構前の話なのだが、これを書き始めた頃はまだ「ちょっと前」だった。
そうなると、日本にしか興味のなかった人からすれば、相当前に終わっていたのかもしれない。
アフリカ初となる今大会、様々な懸念をよそに予想以上の盛り上がりをみせた。
開催地である南アフリカ共和国の治安の悪さなどがクローズアップされ、大会運営そのものがまず不安視されていた。
当初の見積もりが低かった分、盛り上がって感じたのかもしれない。
日本代表に関しても同じことが言えよう。
本大会開催前に負け続け、代表チームに対する見積りも相当低かった。
それはそれで仕方のないところではある。
ところが、初戦のカメルーン戦に勝利しただけで、大盛り上がりを見せた。
これによって、真夜中過ぎにもかかわらず第2戦を直接観戦した人も少なくなかっただろう。
第3戦のデンマーク戦辺りでは、“にわか”サポーターが増殖し始めていた。
大会前には、必死の形相で岡田監督に罵声を浴びせ、解任を求めるサポーターが多かった。
彼らの表情からは「サポーターの当然の権利」と言わんばかりの何かが見てとれた。
ところが、監督は本番でそれなりの結果を出した。
ベスト16という結果は過去の最高位とタイでしかない。
しかし、アウェーの、しかもサポーターもほとんどいない南アフリカでの結果である。
加えてPK戦による敗戦。
少なくとも、非難されるような成績ではない。
勝てば簡単に手の平を返す。
テレビカメラが向けられれば、満面の笑顔で「岡ちゃん、ゴメン!!」などと言ってのける。
もちろん、テレビ局による編集の妙もあるだろう。
単なる“にわか”サポーターが“にわか”にはしゃいでいただけかもしれない。
それらを十二分に差し引いたとしても、ちょっと調子良すぎてねぇか~??と思えてならない。
他人事ながら、かなりイラっときてしまった。
[2回]