何の自慢にもならないが、私は短気である。
思い返せば、学生時代もかなりカリカリしていたような気がする。
こう話すと、「全然そんな風に見えない」と言われることが多い。
しかしながら、実際はかなりのモノだったりする。
しかも、その度合いに年々拍車がかかってきているように感じる。
そんな自分を「常に湿気っていて、且つ異様に導火線の短いダイナマイト」と表現することがある。
仮に、Aクンが何かをしてしまったとする。
それによって、まずは私の中の湿気った導火線が乾く。
乾くだけで着火していないため、この時はまだ爆発しない。
次に、Bクンが何かをしてしまったとする。
この時は既に導火線が乾いている状態なので、いとも簡単に火がついて、爆発する。
導火線が異様に短いため、Bクンは逃げる間もなく、確実に巻き添えを食う形となる。
Bクンにとってはいい迷惑この上ない。
被った迷惑と怒りの度合いが釣り合わないことも多々ある。
Bクンからすると、「何でここまで怒られないといけないんだ??」と感じることもあると思う。
周りからしても、私の怒りを理解してもらえないことが多い。
「ボクを怒らせるなよ、マクギー君。大変なことになるからなっ!!」
「超人ハルク」冒頭の有名なセリフであるが、同じセリフを私も言いたいくらいだ。
"Anger"に"D"が加わると"Danger"になる。
"Anger"を発散できれば、まだマシと言えよう。
個人的に最悪なのは、“Bクン”が現れないパターンである。
先に現れたAクンによってもたらされた怒りを発散できず、そのまま悶々と過ごすことになる。
怒りは時間と共に増幅され、夜も眠れない。
当然、翌朝にスッキリするはずもなく、こうなるともう最悪としか言いようがない。
これが仕事上のトラブルとなると、更にいろんな意味で最悪となる。
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