前回、「姿勢検査はカイロプラクティック治療の入り口」のような表現をした。
さも当たり前のように書いてしまったが、実際のところはどうなのか、甚だ疑問である。
カイロプラクティックは何かボキボキッと身体を鳴らすモノ。
それと姿勢とどう関係があるのか。
『そもそも、姿勢検査って何??』
そう思う方の方が実は多いのではないだろうか。
学生時代、地元のお祭りに参加するということで、姿勢検査のブースを出したことがあった。
実際やってみると、興味を持っている人のまあ多いこと。
特に女性、しかも20代の女の子は興味津津といった感じである。
「ねえねえ、姿勢検査だって!! マジ見てもらいたいんだけど」
「アタシ、すっごい猫背なんだよねー」
「姿勢ってさー、どうやって見んのー??」
様々な甲高い声が背後から聞こえてくる。
更に、その姿勢検査がどのようにして行われるのかを知りたがっている様子が感じられた。
おそらく、自分から進んで行うのではなく、誰かのを見た上で決めようという魂胆だろう。
よくある行動パターンである。
そのため、誰かが体験中であればすぐに待ちの列が形成される。
ところが、列が長いと敬遠されてしまうため、ピークが過ぎると閑散としてくる。
この繰り返しだった。
とはいえ、姿勢検査がそれほどまでに興味を持たれていることを、恥ずかしながら初めて実感した。
検査というより、姿勢そのものに対しての興味だろう。
スタイルが気になる若い女のコだけに、当然と言えば当然か。
改めて自分の認識不足を思い知らされた。
いろんな意味でね…。
[5回]