私たち人間の身体に休息の時はない。
休息している睡眠時でも体内の機能は働いているのだ。
人間の身体は本当によくできている。
必要なものは再吸収し、本当に必要のないモノだけを排泄する。
睡眠時には、見えない程度に寝汗をかくことで、適切な体温調節を行う。
体内の水分が失われるため、起床時の血液を計測してみると、粘度が高くなっている。
一時期流行った「血液ドロドロ」とはちょっと違うが、少なくとも粘り気がアップしている。
それを解消するために、起床時にコップ1杯の水を飲む、という人も少なくないだろう。
水を体内に取り込むことで、粘度が緩和されるだけでなく、気分的にもスッキリする。
ところがである。
排泄の動きは気管支でも行われていると考えられる。
日常生活時に気管・気管支内に取り込まれた異物、つまり痰を集めて排泄しようとしているのだ。
一晩かけて集められた痰は、気管の入口付近へと運ばれ、排出されるのを待つことになる。
ここで朝一番の水を飲んでしまうと、飲み込む動作がそのまま連動され、せっかく集められた痰を再び体内に取り込むことになってしまう。
朝一番にすべきは、水分補給よりも前に、まずはうがいなのだ。
ここで、更なるうがいの話。