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「1番良い学校ってどこですか??」
アメリカでカイロプラクティックを勉強していたと分かると、決まって聞かれる質問の1つである。
聞く方は気軽に聞いてくるが、答える方は結構返答に窮したりする。

そもそも、何をして「1番」と決めるのかが分からない。
1番歴史のあるパーマーは良い学校だとは思うけれども、1番良いかどうかまでは分からない。
大体、学校なんてモノは実際に入ってみないと本当の実態までは分かりようがないのだ。

ネット上には各学校のことをいろいろ書いているサイトがいくつかある。
が、それはあくまでも個人の感想の域を脱しない。
そして、それが口コミや噂として広まっていく。

多くの場合、本人の出身校がその基準となる。
そこに本人の思いが強く反映されれば、その評価にも自然と偏りが見られてしまう。
それは当然至極のことなので、それをそのまま鵜呑みにするのは危険である。

以前、少しだけ触れた、各学校の評価サイトはまだ信憑性が高いように思える。
コメントを残していた人の多くが卒業生らしき書き様だったからだ。
大甘コメントは怪しいが、辛口コメントはある程度信頼できるのではないか。

ナショナル・ボードの合格率を基準として決める、というのもある。
確かに、順位がはっきりしていて、ある意味分かりやすいかもしれない。

ただ実際には「それもどうなのかな…」と、個人的には思ってしまう。

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以前、カイロプラクティック関係の掲示板で、ライフウエストを扱き下ろした内容の書き込みがあった。
「JCDCの講師陣にはライフウエスト出身のD.C.が多い」という投稿が事の始まり。
それに対して「あんなレベルの低い学校を出たD.C.なんて大したことない」という投稿がきっかけとなった。

その昔、ライフウエストはナショナル・ボードの合格率を公表していなかった。
公表しない→公表できない→合格率が低い→レベルが低い、という考えから生まれた意見だという。
「どこを卒業しようが、D.C.はD.C.ですよ」と反論がなされ、その後、掲示板は荒れた。

問題となった書き込みの投降者が何者だったのか、今となっては知る由もない。
仮にカイロプラクターの発言だったとしたら、なかなかの小さい人間である。
言ったところで、誰1人得をしないというのにねぇ…。

ちなみに、ナショナル・ボードはパートIからIVまである。
その際に問われるのは、主に知識力と診断力。
テクニックはセットアップまでで、スラストのスピード等、その先の実力は問われない。
つまり、肝心とも言えるテクニックの上手・下手は、この時点では問題視されないのである。

学業成績優秀者はナショナル・ボードを苦にすることなく、ライセンスを取得することが多い。
しかしながら、成績優秀者がそのままカイロプラクターとしても優秀かというと、そうでもないようだ。
別に統計をとった訳ではないので一概には言えないとは思うが、そう言う人が少なくない。

私の先輩にも、ものすごく優秀な人がいた。
ところが、その先輩も最近廃業してしまったと、風の噂に聞いた。
何でも、医者になるらしい、との事。
ホント、頭が良すぎる人はどこかへ行ってしまう…。

ライセンスを取って、それから磨かれる技術というのもあるだろう。
しかしながら、テクニックが出来ないというのは、カイロプラクターとしては由々しき問題である。

アメリカでは、D.C.としての5年生存率が5割に満たないと言われている。
その原因の一端はここにあるように思えてならない。

以前のお題の中で、「テクニック重視」と「フィロソフィー重視」という表現を使った。
この言い回しは以前からよく使われており、私も何の考えもないままに使ってしまった。
が、実際、「テクニック重視」の学校がどれだけ、いや1校でもあるのかは、甚だ疑問である。

仮に「テクニック重視」の学校があるとする。
しかし、そこにフィロソフィーがなければ、それがカイロプラクティックの治療なのかどうかの疑問符が付く。

逆にフィロソフィー重視で、テクニックに多様性が見られない場合もある。
それがストレート・カイロプラクティック以外であるならば、「それって、どうなのよ…??」と思ってしまう。

予備校のような学校を出れば、ライセンスは取れるかもしれない。
しかし、その後のプラクティスでは困難を窮める可能性が高いように思える。
テクニック、ビジネス、そしてフィロソフィー。
どれかが欠けてしまっても廃業へと近づいていく。

日本の病院でも「あの先生、○○大学の出なんですって」と、患者が何故か先生の出身校を知っていたりする。
大学名がブランドの一種となり、先入観の一端を担う。
しかも大抵の場合、大学入試のレベルで判断するため、国家試験合格率などは参考にもされない。

結局、本人にとってベストであれば、それでいいのではないだろうか。
本当に問われるべき問題は、もっとその先にあるのだ。
問題を開ける前から「あいつはダメだ」などと言われるのは、それこそ大きなお世話である。

そうだ、結婚と同じだ、たぶん。
知らんけど。

ちなみに、「日本で1番良い学校はどこですか??」という質問は、なかなかどうして不毛である。
それを判断する基準がないからね。
「国際基準」はそういう意味での基準ではないので、お間違えのないように。

こういう話を「くだらねぇな」と言って切り捨てられる、その判断基準が求められるのではないか。
個人的にはそう思っている。
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