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前回、セールスの電話に関して書いた。
同様に、セールスのFAXが後を絶たない。

番号が大体決まっている。
最も多いのが、064965XXXX。
次いで、047151XXXX。

下4桁の“XXXX”の部分はほぼ毎回異なる数字である。
ネットで調べてみると迷惑FAXに関する書き込みがあり、番号も同じだった。
それ以外にも、以下のような番号が挙げられる。

036704XXXX
036739XXXX
036746XXXX
0503000XXXX
0726472XXXX

この辺の番号はそんなに多くない。
最近の電話機には指定の番号をブロックできる機能があるので、それで対応できる。

ところが、先の2番号はそうはいかない。
何せ下4けたの順列組み合わせであるから、相当な数となる。
それに対し、電話機のブロック機能には登録数に限りがあるため、完全にブロックすることはできない。

このテのFAXには大抵、「お手数ですが~」とFAX不要の際の番号が記載されている。
その番号にかけると2度と送信されてこないらしい。
とはいえ、素直にかけて、こちらの番号を改めて明確にするのにはかなりの勇気を要する。

というのも、例えばネットの場合、返信は逆効果になることが知られている。
「返信する」イコール「ちゃんと読んでいる」と解釈され、結果的にジャンクメールが倍増するのだ。
メールならまだしも、同様のことがFAXで起こったら、それこそ堪ったものではない。

最近はディスプレイで内容を確認してから印刷できるようになったからいいが、一昔前だったらとんでもない話だったろう。
まさしく紙とインクの無駄使いであり、全く以ってエコじゃない。
今後はこのテに対する対策も考えられた製品が売れ筋に上がっていくのかもしれない。

で、今回はそのテのFAXにあったお話。

拍手[6回]

当研究所に送られてくるジャンクFAXに目を通していると、ある点に気づかされる。
カイロプラクティックに限らず、いわゆる治療院向け集客セミナーの告知である。
おそらく、このブログを読んでいる多くの先生方のところにも送られてきているのではないだろうか。

こっちの思いなどお構いなしに、手を変えずに品だけ変えて送りつけてくる。
そう、セミナーをする人だけが変わり、FAX内容のレイアウトは全くと言っていい程同じなのだ。
そうしたFAXの送信元をチェックしてみると、当然のように同じだったりする。

各FAXにはご丁寧にURLが載せてある。
せっかくなので、ヒマつぶしを兼ねてそのうちの1件にアクセスしてみた。
『浮かれている訳ではない、好奇心だ』などと、ドリカムの歌詞にあったような言い訳を思いつつ、クリック。

開いてみると、正直どうってことのないHPだった。
ただ、読み進めていくと、『ん??』と『あ゛??』という声が漏れてしまう記載が目白押しとなっていた。

一生懸命勉強して念願のカイロプラクターとなり、施術を行っていた。
しかし、どれだけやっても改善しない人がいる。
「どうやったら良くなるのだろう…」
考えた末、カイロプラクティック以外のことに手を出していく…。

ネット上では、驚くくらいに見かける、それくらいによくある話である。
特に、“ボキボキ”否定派のHPではよく見られる記述だ。

となると、この先の展開も大体読めてくる。
そして、果たしてその通りの記述へと行き当たった。

「カイロプラクティックだけにこだわらないのが当院のこだわり」らしい。
実際、カイロプラクティック以上に運動療法を重視しているのがHPから伝わってくる。

ただ、それだったら“カイロプラクティック”って名称にもこだわらなくていいんじゃないの??と思ってしまう。
こだわらないのに、どうして“カイロプラクティック”を名乗るのか??
それで自分のことをカイロプラクターと名乗っていたら、チャンチャラおかしい。

しかも、このHPの相互リンクのページがまたスゴイ。
5ページにわたり80件近くが相互リンク先として掲載されているのだが、実際に相互リンクとなっているのはそのうちの4件のみ。
相互ではなく、一方的なリンクなのである。

全てがそうだとは決めつけられないが、おそらく無断でリンクを張っている可能性が高い。
というのも、それらのリンクの中にRMIT出身の先生のオフィスがいくつか入っていたからだ。

国際基準を唱っている以上、そのリンク先も大抵は国際基準オフィスである。
たとえ相互リンクのオファーがきたとしても、快諾するとは考えにくい。
現に、1件足りともリンクを張ってはいなかった。

その人が主催している集客セミナーのHPも一応チェックしてみた。
それによると、HPに“リフトアップ”と書き加えるだけで、集客が倍になるらしい。
そこに“O脚治療”が加われば、更に倍だという。

そもそも、リフトアップやらO脚治療やらで集客に結び付けようという、その発想の時点でカイロプラクティックから逸脱している。
なんでも、「“カイロプラクティック”だけでは差別化が図れない」とのこと。
ここまでくると、カイロプラクティックに対する理解も相当疑わしい。

結局は“カイロプラクティック”の名前を都合よく利用しているに過ぎない。
早い話、カイロプラクターとしてのプライドが全くないから、そこまで割り切れるのだろう。

真面目にカイロプラクティックに取り組んでいても、食えなければ意味がない。
食うためにカイロプラクティックへのこだわりを捨て、同時にカイロプラクターとしてのプライドも捨てる。

その時点でもうカイロプラクターではなくなっている。
にもかかわらず、本人はその“事実”に気づくことができない。

「お客様の為に」という考えが根底にあるのかもしれない。
この“お客様”が“患者”寄りなのか、それとも“クライアント”寄りなのかで、その解釈は大きく異なる。
また、ホンネとタテマエ、あるいはタテマエという名の言い訳によってもまた異なってくる。

カイロプラクターとして食っていくのか。
それとも、食うためにカイロプラクティックをやっていくのか。

最初はそれなりに真面目にカイロプラクティックを勉強していたのかもしれない。
それが、食うためにカイロプラクターとしてのプライドが捨てられ、やがて自我をも失っていく。
そして残ったモノが、カネと“カイロプラクティック”という言葉だけだったのか…。

今では街中で目にしても全く目新しさのなくなった、カイロプラクティック。
それでも、“カイロプラクティック”の名称は未だそれだけの魅惑的な輝きを宿しているのだろうか…。

ちゃんとカイロプラクティックしなさい。

カイロプラクターならカイロプラクティックにこだわれ。

ちゃんとカイロプラクティックしなさい。

カイロプラクティックだけにこだわらないのではなく、もっとカイロプラクティックそのものにこだわれ。

ちゃんとカイロプラクティックしなさい。

カイロプラクターがやらずして、だれがカイロプラクティックをやるというのか。

何度でも言おう。
カイロプラクティックが本当の意味で市民権を勝ち取る、その日まで。

ちゃんとカイロプラクティックしなさい。

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