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クリーブランド・カイロプラクティック・カレッジ・ロスアンゼルス校(Cleveland Chiropractic College Los Angels, CCCLA)の廃校が決まったらしい。
3月3日付でHP上で公式発表されている。
それによると、現在新規入学は受け付けておらず、今年8月をもって廃校するとのこと。

気になるのは在校生への対応だ。
多くは同じLA近郊にある南カリフォルニア健康科学大学(Southern California University of Health Science, SCUHS)への編入が検討されているようだ。
学生には罪が無いだけに、取り敢えずは何よりだ。

しかし、実際はそんなに甘い話ではない。

SCUHSは学業の面ではトップクラスの学校とのイメージが強い。
一方、CCCLAは可もなく不可もない、アベレージな学校といった感がある。
(私の勝手なイメージかもしれないが…)
CCCLAからSCUHSへの編入というのは、なかなかの苦労を強いられることは想像するに容易い。

地域をLAだけに絞らなければ、他の学校への編入というのも選択肢の1つとなる。
ただその場合、転居というもう1つの苦労が必須となってくる。

いずれにしても、学生にかかるストレスは相当のモノだろう。
ましてや、自分の意に反してのモノだとすれば、尚更だ。
こればっかりは経験者にしか理解できない。

拍手[3回]

ちょうど10年前、ライフ大学(Life University)がアクレディテーションを取り消されるということがあった。
この時、卒業見込の学生は認められたが、以降の学生にはD.C.の学位が認められなかった。
つまり、これ以上学校に籍を置いていても、全く意味を成さないことになる。

多くの学生は他校への編入の道を選んだ。
その多くが編入先にライフ・カイロプラクティック・カレッジ・ウエスト(Life Chiropractic College West, LCCW)を選んだと聞いたことがある。
ほとんど関係はないのだが、その名の通り全く無関係ではない両校なので、LCCWも積極的に受け入れたのだろう。

ここまでは取り敢えず順調だった。
が、苦難はここから始まる。
特に、ライフ大学で既にインターンとなっていた学生にはツライ現実が待ち受けていた。

そう、インターンには外来インターン試験が課せられたのである。
まあ、LCCW側からすれば、インターンの実力が分からない以上はテストで判定するしかない。
インターンにしても、合格してしまえば以前の患者数は引き継がれるということで、決して悪い話ではなかった。

ところがである。
そのほとんどが不合格となったらしい。
しかも、1週間後に行われた再試験でも、更にそのほとんどが落ちたのだという。

一般的に、LCCWは学力的にさほど難しくない学校だと思われている。
現在は知らないが、当時は確かにそんな感じだった。
しかしながら、インターン試験になると突然レベルが上がるのである。

ライフ大学は「学力レベルが低い」ということでアクレディテーションが取り消されたと聞いている。
それでも同じナショナル・ボードにパスしなければならないのだから、そこまで低いということもないだろう。
……と思っていたのだが……。

どうやらアクレディテーションを取り消されるだけのことはあったようだ。
残念ながら、そう判断せざるを得ない。

以降、LCCWへの編入は激減したと聞いている。
多くはパーマー・カレッジ・オブ・カイロプラクティック・ウエスト(Palmer College of Chiropractic West, PCCW)へと流れたらしい。
まあ、頑張れば引っ越さなくても通える距離だしね。
もっとも、PCCWが簡単だという訳ではないはずなのだが…。

ちなみに、ライフ大学はその後アクレディテーションの再認定を受け、現在に至っている。
編入で学校を離れた学生の中には、再編入して戻った人もいたようだ。
よかったよかった。

さて、CCCLAの学生はこの先どうなるのだろうか。
おそらくインターン試験は必須となるだろう。
そうなれば、SCUHSのそれはLCCWの比ではないであろうから、相当の準備が必要となるに違いない。

思えば、日本でも近年マードック大学日本校が廃校となった。
多くの学生がTCCへ編入したらしいが、やはりインターン試験などでは問題が生じたと聞いた覚えがある。

事実、このブログの以前のお題に対し、マードックの元学生と思しき方からコメントを頂戴している。
「暗雲が漂う中全員で乗り越えました」とのことだった。
カリキュラムもシステムも違う中、試験にパスすることは想像以上に容易ではない。

繰り返すようだが、当該者となってしまった学生たちには何の問題もなかったのである。
それに加えて、他校において思い知らされる羽目となった現実。

これまで学校から習ったコトが全く通用しないなんて、一体誰が思うだろう。
そのショックの大きさは計り知れないモノがあったに違いない。
(もちろん、CCCLAの学生もそうなるとは限らないのだが)

それだけではない。
CCCLAを卒業した日本人D.C.は決して少なくないのだ。
卒業生である先生方はこのニュースをどのように受け止めておられるのか…。

自らの母校が姿を消すというのは、淋しいモノがあるだろう。
まして、英語に四苦八苦しながら乗り切ったという思いが強いければ、尚更である。

こうした現実に接すると、日本のTCCも思いっきり心配だ。
カイロプラクティックを志す学生が減少している今、かなりの痛手を被っていると言ってもいいだろう。
それでも、日本から“国際基準”の灯を消してはならない。

業界内でも、TCCに対して批判的な態度を示す人は少なくない。
(まあ、私もその内の1人と思われているのかもしれないが…)
ただ、輩のような連中を除き、多くはカイロプラクティックの、そしてTCCの繁栄を願っての苦言だと考えて頂きたい。

それ故、TCC存続の為であれば、可能な限り尽力したいと考えている。
まあ、無い袖は振れないけどね。

ところで、CCCの日本校ってのがあったはずだが、どうなったんかな。
LAが無くなるくらいだから、日本のが残るはずもないか…。
リンクも切れてるし…。

今回のニュース、他の先生方はどのように感じておられるのだろうか??
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残念です
このブログで廃校のニュースを聞き驚きました。短期間ではありましたが僕はCCCLAで講師助手をしておりましたので、正直残念です。
中原さん / 2011/03/12(Sat) /
Re:残念です
CCCLAと関わりのある日本人は結構いますよね。関係のない私でも寂しい思いがするのですから、卒業生を初めとした皆さんはそれ以上のモノがあるでしょう。
それにしても、近年は学校や学部がやや増加傾向にあっただけに驚きでしたね。他の学校が追随しないことを願うのみです。
 (2011/03/14)
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