冬季オリンピックが終了した。
競技の内外を含め、あれこれ好き勝手言ったり、報道されたりしていた。
まさに「お祭り」である。
中でも、國母選手に対する風当たりは強かった。
強かった、というよりは、しつこかった。
ある程度は仕方がないにせよ、それ程までに悪いこととは思わなかった。
そもそも、競技前の代表選手を、まるで国全体で叩くかのような報道はどうかと思う。
しかも、相手は21歳である。
これが気の弱い選手だったら、自ら命を絶っていてもおかしくない。
最初は酷評し、それから隠れエピソードを紹介しては美談にする。
どこか「作られた報道」に感じられて、結構不愉快だった。
いじるだけいじっておいて、後はホッタラカシというのは、個人的には気に入らない。
気に入らない繋がりで言えば、いわゆる「採点競技」はあまり好きになれない。
勝っても負けても、何かしらの後腐れが残ってしまう。
というより、ハッキリしない面があって、スッキリしない。
フィギュアスケートもモーグルも、スキージャンプにしてもそうだ。
一部の裁量による採点基準に、競技そのものが振り回されている感がある。
前回で「良し」とされていたものが、次回では評価されない。
そんなのは通販だけでいいと思う。
やっぱり、競技は分かりやすい方がいい。
[4回]