検索エンジンにおいて「カイロプラクティック」で検索すると、1,790,000件ヒットする。
中にはタウン情報のような地元紹介サイトもあるが、その多くはオフィスのHPである。
今やHPでの展開は当たり前と言えよう。
その中でテキトーなサイトは別として、「カイロプラクティック」の説明も大抵は載っている。
ところがである。
これを「サブラクセーション」に関して目を向けてみると、説明をしていないサイトが少なくない。
これは一体、どういうことなのか??
[1回]
ROFの中でカイロプラクティックを4分で説明する実習があったことは以前書いた。
実習では2人が話し手と聞き手に分かれて互いに評価し合うことを繰り返すという形式だった。
私は、これも以前述べた通り、「カイロプラクティック」「サブラクセーション」「本人の努力」の3点で構成した。
ところが、ある学生からの評価をもらい愕然としてしまった。
『「サブラクセーション」の説明は難しすぎるので、しない方がいいと思います』
これは、私が行った「サブラクセーション」の説明が難しい、という意味ではない。
「サブラクセーション」そのものの説明がいらない、という意味合いである。
何だそれ??
カイロプラクターが「サブラクセーション」を説明しないで、他に誰が説明するというのか。
難しいと思うのなら、それを分かりやすく言いかえる等の工夫をすればいいことだろう。
「理解できない」「難しすぎる」などと、初対面から30分も経ってない相手の知的レベルをどうして勝手に決めつけるのか。
とどのつまりは、説明する側がよく解っていないだけ。
結局は、ただの言い訳に過ぎない。
それを相手の所為にするなんて、失礼な話である。
確かに、ROFの最中に「この人、興味なさそうだな…」というのを明らかに感じるケースもある。
そう感じた場合、私はまず本人の最大関心事である本人の現状と今後の説明をする。
その上で、カイロプラクティック治療に対する取り敢えずの了承を得る。
では、この場合「サブラクセーション」を初めとした他の説明はどうするのか。
私の場合、本人がテーブルで腹臥位(うつ伏せ)になった状態の時に、みっちりと行う。
実際に自分の背骨を介しての説明となると、逃げ場を失っていることもあってか、割と受け入れてくれるものである。
個人的に、今でもあの実習は有意義だったと思っている。
自信が有る無いに関わらず、仲間内で実際にやってみるといい。
その表現方法も含め、非常に勉強になるはずだ。
最後に、「サブラクセーション」を説明できるのはカイロプラクターだけだ。
そのことは忘れないでほしいと思う。
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